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調理用品や医療用部品、貯水槽や原子力発電所の部品など、さまざまな用途で使われているステンレス。回収されたステンレスはリサイクル率80%を誇っています。 ■ステンレスってどんなもの? ステンレスは、正式にはステンレス鋼材(=Stainless Steel)といい、鉄にクロム(Cr)とニッケル(Ni)を混ぜた鉄の一種(合金)です。 ステンレスが誕生する前は、一般的に鉄が多く使われていました。しかし鉄には錆びやすいという欠点があり、その欠点を克服するための研究が行われ、そしてステンレスが誕生しました。 「Stain」とは錆びの事で、「Stainless Steel」とはつまり、錆びのない・錆びにくい鉄というわけです。これは、鉄にクロムを混ぜると、クロムが酸素と結合して鉄の表面に100万分の3ミリという非常に薄い保護膜をつくるからで、この膜は、破れてしまっても自然に再生するという利点もあります。これにニッケルを混ぜると、更に加工性や溶接性が良くなり、さまざまな形状に成形できるというわけです。 ■ステンレスの特徴 1.とにかく錆びにくく、腐りにくく、長持ち!ステンレスの名前のとおり、錆びにくい金属です。また腐りにくく耐久性も優れているので、屋外プールや貯水槽、原子力発電所や燃料再処理施設などのさまざまな部品として使用されています。 2.暑さ寒さもへっちゃら! ステンレスは溶け始める温度が高く、また、低温度下にも強いため、厨房での調理用機器や冷凍倉庫にも使用されています。 3.加工性バツグン ステンレスは、溶接や機械加工でどんな複雑な形にも成形できます。また、ステンレスは非常に美しい外観を持っているため、さまざまな表面仕上げが可能です。 4.いつでも清潔 ステンレスは、汚れがつきにくく、水で流したりタオルなどで拭くだけで汚れが落ち、清潔で衛生的です。そのため、医療用具にも使用されています。 ■ステンレスリサイクルのメリット 永遠にリサイクルできる! 使用済みのステンレスは、電気炉でクロム・ニッケルと一緒に溶かし、再びステンレス製品として生まれ変わります。 ステンレスは、その素材100%がリサイクルできます。たとえ屋外に放置しても錆びないので、品質が低下することはほとんどありません。また、ステンレスは、リサイクル時にダイオキシンを発生させませんしステンレスは無機物のため、環境ホルモンを排出する事もありません。つまり、ステンレスは環境にやさしく、原理的に永遠にリサイクルできる素材です。 また、ステンレスは、他の金属と区別しやすく、スクラップとしての価値が高いため、現在生産されたステンレスの約80%がリサイクルされています。 ■ステンレスをリサイクルに出すときは 今のところ、ステンレス製品を区別して回収している自治体はないようです。製品別に各自治体のごみの出し方にしたがって出しましょう。 ステンレス製品は、量によっては買取をしている業者もあります。調理台など大型のステンレス製品を廃棄する場合や、地域でステンレス製品を大量に廃棄する場合は、お近くの廃棄物処理業者に問い合わせてみましょう。
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