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人類が一番最初に使った金属が銅だと言われています。もっとも歴史の古い金属「銅」についてご紹介します。 ■銅ってなに? 銅は、紀元前8,000年頃から人類の生活の中で使われて生きたそうです。古代エジプトのファラオの装飾品や武器などとして発掘され、また、日本で青銅製の武器などが作られ始めたのは紀元前2,000年頃です。 銅は、素となる鉱石を精錬して余計な金属や不純物を除いて、取り出されます。 銅の原料となる鉱石を溶解炉へ入れ、そこへケイ酸と酸素を加えて鉱石に含まれる硫黄と鉄を取り除きます。この工程をも一度繰り返してその他の不純物を取り除き、更に電解精製して酸素やごく微量の不純物を取り除くと100%に限りなく近い銅が出来上がります。 ■銅の特徴 1.電気を通しやすい 銅は電気をよく通す金属のため、電気ケーブルや電線、冷蔵庫やエアコンの伝熱管など、電気を通す機器用の素材として使われています。また、電気が伝わりやすい、つまり、電気が留まりにくいことから、静電気が発生しにくく、絨毯に繊維として織り込まれています。 ![]() 2.熱を通しやすい 銅は熱が伝わりやすい金属です。つまり、熱くなりやすく冷めにくいため、調理用鍋やお菓子の焼き型、やかんなどに使われています。 3.とにかく腐りにくい 銅はアルミニウムと同じように、空気中で酸化しやすい性質があり、銅の表面に酸化皮膜ができます。これが銅を腐りにくくしています。古代の青銅器などは、この皮膜のおかげで何千年も土中に埋められていても、ほとんど腐食はしていません。 4.海の中でも錆びない 銅は土の中と同じように海の中でも錆びません。スクリューなどの船の部品や、海底ケーブル部品の素材としても使われています。 ![]() 5.殺菌作用はピカイチ! 昔から「銅壷の水は腐らない」といわれているように、銅には強い殺菌作用があり、微生物の繁殖や発生を抑えることができます。銅製の三角コーナーやシンクのバスケットを使うと、微生物によって出るぬめりがなくなり、掃除が簡単にできます。 また、銅は食中毒などの原因となる大腸菌や細菌にも強い抗菌作用を発揮できるため、給水や給湯用の銅管にも適しています。 6.人間にとって欠かせない栄養素 銅は、血液の色素を作り、骨や血管を正常に保ったり、脳の働きを助ける役割をしています。 銅は特にエビや貝、レバーなどの食品に含まれており、最近では銅を含んだサプリメントも売られています。 血液に含まれ血液を赤く見せているヘモグロビンは、銅の助けなしには作られず、銅が不足すると貧血になってしまいます。 7.磁気が発生しない 一般的に、金属に強い磁石を近づけると、その金属は磁力を持ってしまいますが、銅には磁気が発生しません。磁力に影響されないので、地球の磁場を観測・研究するための機器の素材として使われています。 ■銅リサイクルの現状 銅は古くからリサイクルシステムが確立しています。銅加工時に出る端材や銅スクラップは、再び溶解・精錬して再び銅製品としてリサイクルされています。 しかし、銅にその他の金属が混ざっていたりすると、銅製品として価値の低くなります。例えば、鉛が混ざってしまった場合、リサイクルして銅製品として鋳造しているときに、途中で割れてしまう事があります。 そのため、リサイクルするときは、銅とその他の金属、素材を分別したり、銅に混ざっているその他の金属を予め取り除く事ができるよう情報を開示するなど、徹底的な分別が必要です。 特に、電子工学分野で使われる銅は、軽薄・最小化が進み、また、他の材料との複合化が進んでいるため、さらに分別が難しくなっており、高純度の銅の回収には課題が残っています。 ■不用になった銅製品は・・・ 銅製品は錆びもなく、本当に長く使用できるので、できるだけ長持ちするよう丁寧に使いましょう。いらなくなったものはリサイクルショップに持ち込むなど、できるだけリユースしてください。 銅製品などの金属は、引取りをしている業者があります。量によっては買取をしている場合もあります。地域で銅製品を大量に廃棄する場合は、お近くの廃棄物処理業者に問い合わせてみましょう。
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