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■地球温暖化の原因といわれているもの 1.温室効果ガス排出量(特に二酸化炭素)の増加 温室効果ガスの中で、地球温暖化に最も影響を与えているのは二酸化炭素で、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告によると、地球温暖化の原因物質のうち、約6割が二酸化炭素の増加による影響だと報告されています。 18世紀後半に始まった産業革命以降、人類は、石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料をエネルギーとして使用するようになりました。これらの化石燃料を燃やす事で大量のエネルギーを得る事が出来ますが、その分、大量の二酸化炭素が大気中に排出され、産業革命以前に比べ、現在の二酸化炭素の濃度は約1.3倍に増加したと言われています。 また、産業が発展していくにつれて、土地の耕作や木材の多用などにより森林伐採が行われました。 これまで、森林の二酸化炭素の吸収(光合成)により、大気の二酸化炭素濃度が固定されてきましたが、森林が大量に伐採され、また、刈られた木が燃やされる事により、大気中の二酸化炭素濃度がさらに増加したとされています。 ![]() 2.地球の気候変動 地球は誕生以来、長期的な気候変動を繰り返しています。過去6億年の気候変動を見ると、長くて約1億年周期、短くて数万年周期で気候の温暖・寒冷化は繰り返されています。 IPCCが発表している、過去20万年間の気温の変化を見てみると、地球の気候は、約2万年周期で変動しながら徐々に寒冷化し、10万年周期で急激に温暖化するという、激しい気候変動が起こっている事があきらかになっています。 下図の「過去20万年間の気温の変化」を見ると、約20万年前に「リス氷期」と呼ばれる寒冷期があり、その後、急激に温暖な気候になり、そして徐々に寒冷化し、約2万年前に「ウルム氷期」という寒冷期がありました。そして現在は、温暖化に向かっている最中であるといえます。 地球の気候変動は、太陽や月、他の惑星からの引力によって、地球の公転軌道や自転軸の傾きが周期的に変化するため、日射量や海水準が変動するなど様々な現象が相関しあって起こっていると考えられています。 ![]() 過去20万年間の気温の変化(参考:IPCC) ■地球温暖化の原因はひとつだけではない 産業革命以来、大気中の温室効果ガスの濃度が急激に増加しているのは事実ですし、過去100年間という短い期間で年間平均気温が約1℃上がっているのも事実です。 しかし、温室効果ガスだけが地球温暖化の原因であるとは言い切れません。そこには、地球の大きな気候変動システムがはたらいており、様々な現象の結果として地球の温暖化が起こっています。 とはいえ、人類誕生以前は自然に任せた気候変動でしたが、人類誕生後、特に産業革命以降は、人間の経済活動が地球の大気に大きな影響を与え、温室効果ガス濃度の上昇は、産業革命前の約100倍の速度で上昇しているという報告もあります。 人類の経済活動による地球への影響は、過去に類を見ない程大きくなっている事は確かです。 次回は、地球温暖化の影響についてご紹介します。 |
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